こんにちは。本日のかかのーとは、次男・ゴンの話です。
低出生体重児で生まれたゴン。入院中は命の危機もあったりして、NICU/GCUに3か月入院するも酸素OFFとはならず、酸素持ち帰りで退院することになりました。
同じ「在宅」でも、在宅酸素生活じゃなくて在宅勤務生活だったらどんなによかったか…!😞 なんて嘆いていても、かわいいわが子と在宅酸素機器の退院の日程は刻一刻と近づいてきたので、こちらも最後は覚悟を決めて酸素様をお迎えしました。
レンタルした機器
ハイサンソポータブルα(帝人)

これのほかにはパルスオキシメーターと、停電などの緊急時用に、酸素ボンベもお借りしました。
いずれにせよ、病院と機器メーカーが直接やりとりしてくれるので、親がやることといえば退院が近くなったら使い方のレクチャーを受けて、レンタルの書類にサインするくらいですかね。
ハイサンソ君、充電バッテリーでしばらく動くのでいい子です。
作動音は、それなりに『サーサー』という音がします!でも、海の近くに住む人が波の音に慣れるように、幹線道路沿いに住む人が四六時中やまない車の音に慣れるように(独身時代の私です)、次第に慣れて、まったく問題なく寝れます。
むしろ24時間酸素オフの許可をもらった時に、寝ていてもいつも聞こえる作動音が聞こえないので、静寂すぎてしばらくソワソワしていました。

生後3か月(修正1か月)のゴンと比べてもこのサイズ感。お家でも、チャイルドシートの足元でも、邪魔にならないです。

寝る時
特に病院からは指示がなかったのですが、最初はベビーベット的なものに寝かせていました。

しかし、ベビーベットだと距離があるというか(安全と言えば安全ですが)、真横じゃないので異常を感じにくかったり、夜中にチューブがずれていても気がつきいくい気がして、途中から布団で家族4人並んで寝るスタイルになりました。

外出時のスタイル
ベビーカーにハイサンソ君を載せて、日々の買い物やお出かけなどに行くのが初期の頃の定番スタイルでした。
使っていたのはブンの時から愛用していたコンビのベビーカー。『スゴカルSwitch plus エッグショック XL』という種類です。大きい荷室にハイサンソ君がジャストフィット!通院やお散歩のハードルがぐぐぐっと下がりました。

まあ、ハイサンソ君自体は小ぶりなので、荷室が大きめのベビーカーであれば割とどれでも積むことができると思います。(最近セカンドベビーカーとして購入したサイベックスリベルは、荷室が小さい&構造上ハイサンソ君は乗らないです)

酸素チューブがベビーカーのタイヤに絡まると危ないですが、別売りでつけているベビーカーフックはチューブをひっかけておくのに大活躍でした。
ちなみに、ベビーカーフックはこちら。

360°回転できて、開閉レバーのロック機構でフックorカラビナ式フックとして使えるのがとっても便利。愛用していたのですが壊れてしまい、最近別のものに変えたのですが…これに戻したい。
酸素チューブ固定テープ
酸素チューブを留めるテープを何種類か試してみましたが、圧倒的にこれがおすすめです!!
低刺激!そして手で切りやすい!
ニチバン スキナゲート

当初は、オメガ貼りなんてできない!!ってなっていましたが、毎日無数に貼り替えていると一瞬でできるようになりました。むしろオメガ貼りの手際の良さでは夫を上回っていた自信があります(笑)
終わりに
退院時は、ブン(当時2歳なりたて)もいたので、在宅酸素なんて絶対無理!あらゆるボタンをブンに押しまくられる!なんて危惧していたのですが、ハイサンソ君は小ぶりだし、チャックを閉めると全くボタンの存在感もなく、ブンが興味を示すことはほとんどなかったです。
ブンにとっては、ゴンは退院して初めてお家で会った時からお鼻にチューブを付けている赤ちゃんだったので、酸素チューブにも全く興味を示さず。酸素をつけてようがつけてなかろうが、『ある日突然うちに来た新メンバー』としてのゴンへの認識しかなかったと思います。
ハイサンソ君は生後8か月で24時間オフ(風邪を引いたときなどにパルスオキシメーターで酸素の値を測って、低ければ酸素を使う)、満1歳を迎えた月の終わりに完全返却しました。この激動の1年、ゴンの呼吸を支えてくれたハイサンソ君は、最後のほうは相棒のような存在で、最初はあんなにビビっていたのに、お別れが寂しく、感謝しかありませんでした。
酸素卒業以降、数多の風邪を引いていますが、今のところ一度も酸素のお世話になっていません。このまま元気に大きくなってくれること願うばかりです。


